daretachi『マシーン日記』上演企画のblog   

2012年7月12日-16日に松尾スズキ作『マシーン日記』の上演を行うdaretachiのブログです。

稽古場レポート 《 川口典成 》

もう本番までラストスパートです。

ということで、演出の川口です。

 

アトリエに入らせていただいて、強力助っ人・村上くんやアトリエの跡見さんの協力を得て、かなり仕込んでおります。先日は稽古後に村上君が芝居で使う幕をバリバリとデザインしました。私はアルコール入れながら、お手伝い&おサボり。

 

明日は何度目かの通し稽古。

しかし松尾スズキさんの戯曲は難しいが愉しい。

今回、松尾さんの戯曲を自分が演出する意義は、松尾さんの戯曲をとことんリアリズムで突き詰めること、なのです。(いくつかの台詞は試行錯誤の末、上演時間の都合もありカットとなってますが、)松尾さんの独特の台詞を、観客ひとりひとりのみなさまの目の前にいる人間が喋っていてもおかしくないような形で発話してもらう、ということを試しています。

うまくいったときは大変面白い。

こんな状況、あったし、ありえる。と。

 

まだまだ責めていきます。

松尾さんの戯曲の言葉はまだまだ先へゆけ、迷わずゆけと私を駆り立てます。それは役者のみなさんも同じことと思います。

 

生きるってことがわからなくなる。そんな芝居です。